ららです。
1月も半ばを過ぎましたね。
私は先日、やっと確定申告のためのデータの入力が終わりました。
でも青色申告のデータは複雑なので、
ちゃんと間違いなく入力できたかどうかは、すごく気になるところじゃないですか?
一見わからないですもんね。間違っているとか漏れがあるとか。
自信を持って入力しているつもりでも、間違いや漏れはどうしてもあるものです。
じゃあそれをどうやってチェックしたらいいのか?
私も1年目は、まったくチェック方法がわからず不安だったんですですが、
さすがに4年目にもなると、出力されたレポートの意味がわかるようになってきました。
やよいの青色申告オンラインで出力される表を見ることで、
あなたのデータがちゃんと入力されたかどうかをチェックできますので、
らら流のやり方をご紹介します。参考になさってください。
あくまでも私のやり方です。間違ったことは言っていないと思いますが、これがチェック方法のすべてではありませんし、違った解釈もあるかと思います。
また、貸借対照表の見方を解説するものでもなく、あくまでも、入力したデータの間違いを見つけるためのヒントにすぎません。
貸借対照表を表示させる方法
この記事でご紹介する方法は、
貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)というレポートを見ながら、おかしなところをチェックしていくという方法です。
貸借対照表はこのようにして表示させます。
ここをクリックして
ここで年度を指定すると、
こんな感じで貸借対照表が表示されます。
この数字が、ざっくり何を表しているのか?
それがわかればデータの入力ミスが見つかるかもしれません。
また、1年が終わったあとの残高が間違っていると、
間違った残高が翌年に繰り越されて、翌年以降のデータが狂っていく原因になりますので、
残高が合うように、データのチェックを行ってください。
現金
前期繰越:前年からの繰り越し分
借方:事業用の現金としてプラスになった明細の合計
貸方:事業用の現金としてマイナスになった明細の合計
期間残高:12月31日現在の、現金の残高。(繰越+借方ー貸方)
チェックポイント
期間残高がマイナスになっていたら要注意。現実ではあり得ないことですよね。
入力ミスがないか見直してみましょう。
それでも残高がマイナスになってしまう場合は、そもそも前年のデータが間違えているのかもしれませんね。
すでに申告が終了しているデータを修正するのは良くありませんので、生活費との間で振替するといいかもしれません。
銀行口座
前期繰越:前年からの繰り越し分。1月1日朝の時点での口座残高。
借方:1年間でその口座に入ったプラスの明細の合計
貸方:1年間その口座から出て行ったマイナスの明細の合計
期間残高:12月31日時点での口座の残高。(繰越+借方ー貸方)
チェックポイント
12月31日終了時点での通帳の残高と、期間残高がイコールになっているかどうかをチェックします。
合わない場合は、
・そもそも繰越額が違う
・入力にミスや漏れがある
のどちらかだと考えられます。
個人の(生活費用の)口座から出費してるのに、事業用から出費したことになっていませんか?
経費じゃないからと、入力しないでいる明細はありませんか?
カードの引き落とし明細を入力し忘れていませんか?
それでも残高が合わない場合は、そもそも前年のデータが間違えているのかもしれません。
1月1日の残高と繰越データは合っていないなら、前年までのデータが間違っています。
すでに申告が終了しているデータは修正できませんので、現金との間で振替するといいかもしれません。
売掛金
ここには、ASPごとの報酬の明細が合計額で表示されています。
前期繰越:前の年が終了した時点で、まだ振り込まれていない売上の合計。
借方:1月から12月までの売上の合計(振り込まれていないものも含む)
貸方:1月から12月までに振り込まれた売り上げの合計(前年の分も含む)
期間残高:12月31日時点で、まだ振り込まれていない売上の合計。(繰越+借方ー貸方)
チェックポイント
ここは、アフィリエイターにとって収入のメインになる場所で、
ここにミスがあるということは、計算する税金の額が変わってくるということなので、
きっちり合わせる必要があります。
どの数字もマイナス値はあり得ません。
残高がマイナスということは、稼いでないのに振り込まれたということになりますので。
もしも合わないな?と思ったら、もう一度、
「発生報酬」と「振り込まれた報酬」の明細を整理しなおしてみてください。
事業主貸
ここには、事業用のお金で私物を買ったり、事業用のお金を生活費として使った場合の明細の合計が表示されています。
チェックポイント
事業とは直接関係のないお金なので、細かくチェックする必要はないのですが、
・貸方に数値が入っている
・マイナス値になっている
これはおかしいです。
貸方に数値が入っているということは、事業主借で入力すべきものを、間違って入力しているということになりますので、入力し直してください。
クレジットカード
ここには、クレジットカードを使って支払いを行った場合の明細の合計が表示されています。
前期繰越:前の年が終了した時点で、まだ引き落とされていないカード明細の合計。
借方:1月から12月までに引き落とされた明細の合計(前年の分も含む)
貸方:1月から12月までに使ったカード明細の合計(引き落とされていないものも含む)
期間残高:12月31日時点で、まだ引き落とされていないカード明細の合計。(繰越+貸方ー借方)
チェックポイント
1月、2月には、前年の分の引き落としがありますが、それも含めて、1月から12月までの引き落とし額の合計と、期間借方が一致していることを確認してください。
また、まだ引き落としはされていなくても、1月から12月までにカードで支払った明細の合計と、期間貸方が一致していることを確認してください。
まだ引き落とされていない、11月12月の明細の合計が、期間残高に表示されていればOKです。
クレジットカードは、「JCB」「VISA」などのように自分で設定したもののほかに、
「個人用」と何も表記のないただのクレジットカードの2つがデフォルトで用意されていますので、
名称を混同しないようにしてください。
・どのクレジットカードを使ったのか?
・どのクレジットカードが引き落とされたのか?
ここを混同してしまうと、数値が狂う原因になります。
また、経費ではないからと言って入力しない明細があると、引き落とし額とのバランスが取れずに、マイナス値になる原因になります。
事業主借
ここには、生活費のお金で経費を支払ったり、プライベートなお金が口座に入ったりした場合の明細の合計が表示されています。
チェックポイント
・借方に数値が入っている
・マイナス値になっている
これはおかしいです。
借方に数値が入っているということは、事業主貸で入力すべきものを、間違って入力しているということになりますので、入力し直してください。
事業主借も事業主貸も、残高は繰り越されませんので、特に神経質になることはないと思います。
以上になります。
注意するべき点は、売掛金とクレジットカードです。
売掛金の項目に間違いがあるということは、故意でなくても売上をごまかしたことになってしまいますし、
クレジットカードの項目に間違いがあると、繰り越されて繰り越されて、最後には大きなマイナスになったりします。
「会計ソフトに入力するやり方がいまいちわからない」
「こんな場合はどうするの?といつも悩んでしまう」
「入力方法に自信がなくて、確定申告が不安だ」
そんなあなたへ。
やよいの青色申告オンラインで、私が毎年入力している内容を、パターン別に分けて図解したレポートがあります。
これがあれば、収入、経費、生活費など、アフィリエイターが入力するであろうほとんどの入力を、あっという間に済ませることができます。
詳細はこちらのページをご覧ください。
>>やよいの青色申告オンライン アフィリエイターのための入力パターン全図解
あくまでもこの記事は「らら流」であって、私はあなたの帳簿をチェックできる立場にはありませんのでm(_ _)m
コメント
コメント一覧 (0件)
こんにちは、とらきちと申します。
人気ブログランキングから訪問させて頂きました。
確定申告面倒ですよね。
過去に1度だけやってことがります。
私はやよいを持っていませんが、こういうソフトがあると便利ですね。
チェック方法も、とても参考になります。
私の場合、まだ使わなくてもいい状態ですが・・・。
やよいを使えるくらい売り上げを出したいです。