ららです。
ららは、
「GIMP(ギンプ)を使って画像を作る方法」
を、レポートや動画でご紹介しているのですが、
それを観てくださったAさんから、ご質問が届きました。
Aさん 40代男性
背景を透過させる画像の種類は、png、jpegのどちらもギンプでは可能なのでしょうか
以前、画像の種類によっては、背景が透過出来ない。
との記事を見かけたので、お問い合わせさせて頂きました。
ありがとうございます。
ご質問にお答えする前に、
まずは画像ファイルの種類についてと、透過についてを軽くご説明しますね。
画像ファイルの種類
画像ファイルには主に3つの種類があり、その違いは、拡張子の違いで表されます。
- jpg(ジェイペグ)
- png(ピング)
- gif(ジフ)
の3種類です。
ざっくり用途を説明すると、
- jpg(ジェイペグ)は写真に向いていて
- png(ピング)はイラストに向いていて
- gif(ジフ)はアニメーションによく使われます。
ちなみにららは、
自分で画像を保存するときには、いつもpngです。
透過(とうか)ってなに?
透過というのは、こういうことです。
このような背景があったとして、
そこにららの画像を乗っけた場合、
このファイルは背景が透過されていません。
このファイルは背景が透過されています。
つまり、透過というのは、透明にすることを言うんですね。
背景が白のままの画像は、
バックにちょっとでも色がついていると、すごく格好悪くなりますので、
透過できるかどうかは、大問題なんですよね。
画像の種類によっては透過できない?
Aさんがおっしゃっているのは、こういうことです。
画像の種類によっては、透過したファイルを保存できない。
つまり、具体的には、jpgファイルは透過情報を保存できないんです。
「jpgファイルを透過できない」のではなく
「透過したファイルをjpgで保存できない」というのが正解です。
もっと正確に言うと、
「透過したファイルをjpgで保存することはできるけど、
保存したファイルからは透過情報は失われる」
というのが正解です(笑)
GIMP(ギンプ)ではどの種類のファイルも透過できる?
できます。
ただし、
色を一色指定して、その色を透明にする処理をしますので、
バックの色が一色じゃない場合は、上手にできない可能性が高いです。
これは、画像ファイルの種類は関係ないです。
さきほどのらら画像のような、バックが白一色のファイルの場合は、
何の問題もなく一発で透過できます。
透過したあとは、jpgで保存してしまったら透過情報が失われてしまいますので、
必ずpngで保存するようにしてください。
(gifは画素数が少ないので粗くなる可能性があります)
GIMP(ギンプ)で背景を透過させる方法については、
こちらの無料レポートをご紹介します。
>>そうだったのか!GIMP編 最低限身に付けておきたいGIMP画像加工方法
・画像の大きさを変更する
・画像に文字を入れる
・画像を合成する
など、ふだんよく使う機能がピックアップされていますので、すぐに取り入れることができます。
jpgファイルの注意点
これは私も今回初めて知ったのですが、
jpgファイルというのは、高解像の写真などをキレイに見せるためのファイル形式のため、
ものすごくたくさんの色が使われています。
なので、一見同じ色に見えても、実は違う色、ということがあり得ます。
そういう意味では、
他の形式のファイルよりも透過しにくいと言えます。
その点はご注意ください。
というか、写真の一部を透過しようだなんて、
それは無謀ですので諦めてくださいね(笑)
ららのブログでは、あくまでも、
ブログで使用するようなイラストを基準に画像情報を発信しています。
コメント