こちらの記事では、パスワード管理ソフトである「ロボフォーム(roboform)」について詳しくご紹介しました。

ロボフォームには無料版と有料版がありますが、最初のうちは当然、無料版を使用したいですよね。
ただ、やはり当然、無料版には制限があります。
その中の1つに「強化された2FA機能が使えない(2段階認証に対応していない)」というものがあるのですが、
セキュリティに関する制限なので、ここは非常に気になるところですよね。
多少使い勝手が悪いだけなら我慢もしますが、
このご時世、ハッキングなどは怖いですので、セキュリティには神経質になりたいところですもんね。
このページでは、ロボフォーム無料版の制限である「強化された2FA機能が使えない(2段階認証に対応していない)」について詳しくご紹介します。
強化された2FA機能とは?
ロボフォームの強化された2FA機能(二段階認証)とは、
セキュリティをさらに強化するために、ユーザーがログイン時に追加の認証ステップを求める仕組みです。
これにより、パスワードだけではなく、別の認証手段を使用することで、アカウントが不正アクセスから守られます。
「強化された2FA機能」の内容は以下のようなものになります。
TOTP(二段階認証用の一時的なパスコード)
TOTPとは、「Time-based One-Time Password」の略で、時間に基づく使い捨てパスワードを意味します。
Google AuthenticatorやAuthyなどのTOTP対応アプリを使って生成されるコードを、
ロボフォームに入力してログインします。
ログインのたびに異なる6桁のコードが表示され、一定時間内に入力しないと無効になります。
セキュリティキー(ハードウェアトークン)
USBセキュリティキー(例:YubiKey)などの物理的な認証デバイスを利用することも可能です。
ログイン時に、このキーをPCに差し込んだり、Bluetoothで接続することで、パスワードに加えて物理的なキーで認証します。
SMSやメールによる確認コード
SMSやメールで送信されるコードを使う従来の2FA機能もあります。
ただ、セキュリティ強化のためにはTOTPやセキュリティキーが推奨されます。
TOTPアプリによる認証の流れ
Google AuthenticatorやAuthyなどのアプリをスマホにインストール。
ロボフォームのアカウント設定でTOTPを有効化し、QRコードをスキャン。
- ロボフォームにログインする際、まずマスターパスワードを入力。
- その後、TOTPアプリで生成された6桁のコードを入力。
- コードは一定時間で変わるため、リアルタイムで入力しないと無効になる。
強化された2FAが重要な理由
パスワード漏洩への対策
万が一、パスワードが漏洩した場合でも、TOTPコードやセキュリティキーがなければログインできませんので、二重のセキュリティ層が提供され、第三者がパスワードだけではアクセスできなくなります。
リスクの最小化
SMSやメールだけの2FAよりも、TOTPやセキュリティキーはより堅牢な認証手段です。特にフィッシング攻撃などのリスクを大幅に減らせます。
まとめ
ロボフォーム無料版の制限として、セキュリティにまつわる制限があると、ドキっとしてしまいますよね。
でもだからと言って、「セキュリティが弱い」というわけではないので安心してください。
たとえば、有名な銀行のアプリにログインする方法を見てみても、
「二段階認証」が採用されたのは最近だったりしますし、それを使わずに使用しているユーザーもまだまだ多そうですよね。
「二段階認証」がなくても、セキュリティ対策はしっかりしているんです。
つまり、不正アクセスのリスクについて、「二段階認証」があればより安心ということになります。
ロボフォームは無料版でもセキュリティ対策はしっかりしていますが、
セキュリティ強化を重要視する方は、有料版を利用する方が、より安心ということになりますね。

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