ららです。
こちらの記事では、私が2021年7月にブログの乗っ取りに遭い、サーバー上のすべてのサイトに変なファイルを埋め込まれてしまった事件をお伝えしました。
100近いサイトをすべて白紙に戻して泣きながら構築し直す羽目になり、右手が腱鞘炎になりながら復旧までたっぷり1ヶ月かかった、ブログを始めて以来の大事件でした。
どうしてそんなことになってしまったのか?正確なところは犯人しか知り得ないのですが、おそらく以下の3つの要因が理由だったと思われます。
- パスワードを単純なものにしていた
- 同じパスワードを使い回していた
- プラグインの更新を怠っていた
つまり、私のような目に遭いたくなかったら、
- パスワードを単純なものにしてはいけない
- 同じパスワードを使い回してはいけない
- プラグインの更新を怠ってはいけない
ということになるわけですが、
パスワードに関しては
となりますよね。
この記事では、そんな時に頼りになるツール「ロボフォーム(ROBOFORM)」をご紹介します。
いつまでも意地を張って、自分で覚えられるパスワードだけを使っているととんだ目に遭いますので、ぜひツールの力を借りていただきたいと思います。
ロボフォーム(ROBOFORM)とはどんなツール?
ロボフォーム(ROBOFORM)というのは、一言で言うと
すべてのパスワードを完璧に覚えてくれるツール
ということになります。
どんなに複雑で長いパスワードでも完璧に覚えてくれますし、
しかも、ログインフォームとセットで覚えてくれるので、
たとえばあなたが、Googleのログインフォームの前で、パスワードがわからなくて困っていても、
とすぐに教えてくれますし、
もちろんアカウント自体も覚えててくれるので、アカウントごと忘れちゃっても大丈夫。
と優しく聞いてくれます。
その他、パスワードにまつわる作業のすべてを代行してくれるので、もうパスワードに悩む必要がなくなるんです。
便利な機能はこのあとご紹介しますね。
ロボフォームを使わないといけない理由
でもきっとあなたはこう思っていると思います。
はいはい、とってもよくわかります。
なぜなら私もず~~っとそう思ってきたからです。
ロボフォームの存在は知っていましたが、結局は自分で覚えられるパスワードをロボフォームにも覚えさせていました。
いざという時に(ロボフォームの使い方がわからなくなった時)、自分の記憶のリストから思い出せるようにしたかったからです。
なので、このブログもあのブログもあのサイトも、パスワードはぜ~~んぶ「自分の名前+誕生日」という安易なパスワードをつけていました。
あなたもつけてませんか?「hanako0321」みたいなパスワード。しかもあっちこっちで使い回していませんか?
やってますよね~。私もまさにそうしてました^^;
「ちゃんと複雑なパスワードにしないと危ないよ」と知り合いに言われても「いや~わかっちゃいるんだけどね~」と言う感じで、自分だけは被害に遭わないような気がしてたんです。
でも、
冒頭でも触れたように、2021年7月にものすごく大掛かりな不正アクセスに遭ってしまったんです。
その理由はおそらく
- パスワードを単純なものにしていた
- 同じパスワードを使い回していた
のが原因です。
サーバー上のフォルダというフォルダに不正なファイルを埋め込まれ、サイトはほとんど表示されなくなり、表示されたサイトもリンクが変なところに飛ばされていました。
不正ファイルを消しても消しても直ることはなく、サーバー会社からは怒られるし、読者さんにも変な危害が加わったら困りますし、とうとう全部消してやり直す羽目になりました。
私はブログ歴が10年近く、ある程度の知識があったから復旧することもできましたが、もしこれが数年前だったら完全に廃業してました。
やっぱりパスワードは、15ケタくらいの複雑なパスワードにして、すべてのサイトで違うパスワードにしないといけなかったんです。
当然自分じゃ管理できないから、ロボフォームを信じてロボフォームに任せないといけなかったんです。
・゚・(ノД`;)・゚・
その被害から立ち直ったあとは、すべてのサイトでパスワードを変更したことは言うまでもありません。そして今ではロボフォームを信じて、すべてのパスワードをロボフォームに覚えてもらっています。
心配してた使い方も、やってみたら別に難しくもなく、今のところ問題なく使えています。
ロボフォームの便利な機能4つ
便利な機能を4つご紹介します。
1.ログインフォーム上で自動入力が可能
ロボフォームは、
- アカウントID
- パスワード
- ログインフォームURL
と3つセットで覚えてくれるので、ログインフォーム上で自動入力が可能になります。
たとえば、これは「チャットワーク」のログインフォームですが、右端にロボフォームのマークがついているのがわかりますよね。
ここにカーソルを当てると、このようにチャットワークのアカウントがズラッと出てくるんです。もちろんこれは、事前に自分で用途別に登録したものです。
ここから1つをクリックすると、そのIDとパスワードが自動入力されるというわけです。
どんなに複雑なパスワードが設定されていても関係なく、すんなりログインができます。
Googleアカウントとか、無料ブログとか、いくつもアカウントを持っている場合も、すごく役に立ちますよ。
2.複雑なパスワードの作成が可能
「複雑なパスワードをつけなきゃいけない」と言われても、どんなパスワードにすればいいか迷いますよね。
それにサイトによっては、「記号や数字を2つ以上含めないといけない」とか「15ケタ以上にしなきゃいけない」とか制限があったりもします。
いくら適当でいいと思っても、意味のないパスワードをいくつも作り出すのは実に面倒ですよね。
でもロボフォームは、こうしたパスワードを一発で作ってくれます。
このような「パスワードジェネレータ」というものを、ワンクリックで呼び出すことができ、その場で複雑なパスワードを生成することができます。
「パスワードの文字数」「記号を使うかどうか」などを簡単に指定することができますので、制限があっても問題ありません。
それに関しては、このあとご紹介する「重複のパスワードを教えてくれる機能」があるので大丈夫です。
3.脆弱なパスワードを教えてくれる
ロボフォームはすべてのパスワードの中から
- 危険なパスワード
- 使い回されているパスワード
- すでに漏洩しているパスワード
をリストにして教えてくれるので、危ないパスワードを効率よく漏れなく修正することができます。
全体の評価も教えてくれるので、「高い点数を取ろう!」というモチベーションにもなりますね(笑)
このように「!マーク」がついているパスワードは、すでに漏洩していて、ハッカーの共有リストに載っているパスワードなんだそうです。
そんなパスワードがあるなら今すぐ教えてほしいですよね。
私がずっと使い回していた安易なパスワードもリストに載っていました。怖…。
(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
4.フィッシング詐欺を見破ることができる
フィッシング詐欺とは、
有名企業を装った電子メールを送信し、偽装されたURLをクリックさせることで、個人情報を取得しようとするオンライン詐欺のこと
出典:https://www.sagiwall.jp/support/words/word_phishing.html
です。
最近よくありますよね。
「カードの更新ができなかったの、こちらのURLから情報を入力してください」とか
「購入された商品のお届けができないので、こちらのURLからパスワードを変更してください」とか、
そんなやつ。
私も以前、ちょうど「荷物が届かないな~」と思っていたところにそのようなメールが届いたので、思わず言われた通りにAppleIDとパスワードを入力してしまったことがあります(恥)
その後「今日こんなことがあって…」と娘に話をしているうちに、「なんかおかしいな?」と自分で気付き、すぐにパスワードを変更して事なきを得ましたが、ついうっかり詐欺の被害に遭ってしまうことは、おそらく他人事じゃないんだと思います。
このフィッシング詐欺のポイントは「URLが偽サイトだ」ということです。
本物のサイトにそっくりな偽サイトに誘導して、情報を入力させるわけです。
でもロボフォームは、本物のログイン画面のURLを覚えているので、偽のログイン画面だとこのマークがつきません。
と気付くことができるわけです。
もちろん、マークがつかなければすべてがフィッシング詐欺だと言うわけじゃないですが、でも偽サイトなら絶対にマークはつきません。
ここでワンクッション置いてくれることで、詐欺の被害に遭う可能性を少なくすることができると私は考えます。
ロボフォームは有料?無料?
ですよね。そこが一番気になるところですよね。
有料だとちょっと考えちゃうけど、無料なら今すぐ導入してみたいって感じじゃないでしょうか。
実はロボフォームには「有料版」と「無料版」があります。
最初は無料版からスタートして、必要になったら有料版にアップグレードする形です。
そう思いますよね。
確かに昔はそうでした。
私がロボフォームを知った頃は
という感じで使い物になりませんでした。
でも現在のロボフォームは、PC1台だけでいいのであれば、無料版でもパスワードの数の制限なしに使えます。
機能の違いは、こちらをご覧ください。
※「エブリウェア」というのが有料版です。
まずは無料版を使ってみて、
- 他のパソコンやスマホでも同期して使いたい
- クラウドでのバックアップ機能が欲しい
など、希望があるようなら有料版にアップグレードしてください。
有料版は1年間で2700円です。
ロボフォームのデメリットは?
以上、ロボフォームの長所ばかりを述べてきましたが、じゃあデメリットはまったくないのでしょうか?
私なりにロボフォームを何年も使ってきて思うのは、まず、
人に勧めるのを躊躇するようなツールではない
ということです。つまり「やめておいた方がいいよ」と言うような目立った欠点は1つもありません。
その上で強いてデメリットを挙げるとすれば
- 買い切りではないので、使い続けるのにお金がかかる。
- 一部マニュアルやサイトが英語表記なので、わかりづらいところがある。
というところです。
またこれはロボフォームに限った話ではありませんが、パスワードを覚える作業をツールに100%肩代わりしてもらうというのは、もしそのツールに何かトラブルがあったり、自分の理解が足らなくてちゃんと使えていなかった場合に、パスワードが入力できずに困ることになりますので、そういう不安は常にあります。
ただ、自分で覚えられる範囲でやろうとすると、冒頭でもご紹介した通り、安易なパスワードになってしまってハッカーに見破られたり、あちこちで使い回して被害を大きくしたりすることになってしまいます。
と思って安易なパスワードを使い続けるのも自由なんですが、
私のように最悪の事態も起こり得るんだということは、頭の片隅に入れておいてください。
まとめ
以上、ロボフォームについて、いろいろな角度からご紹介いたしました。
機能に関しては、主なもの4つを選んでご紹介しましたが、その他の機能についてはロボフォームのHPを見てみてください。
私にわかることであればお答えしますので、個別にお問い合わせをくださってもOKですよ~。
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