ワードプレスでブログを始めようと思っていろいろ調べていると、「ドメイン」とか「ドメイン名」という、聞いたこともない単語にぶちあたります。
すご~く大事なもののようですが、いったいドメイン名って何なんでしょうか?
わかってるような気がしているあなた、本当に理解していますか?
あちこちで目にするんだけど、ドメイン名ってそもそも何のこと?
ドメインて、どこでもらえるの?有料なの?無料なの?
あとから損をしないドメイン名にしたいんだけど、どうしたらいい?
↑ この記事では、初心者さんのこんな疑問に、わかりやすくお答えします。
ドメインってなに?
ドメイン名とは、読んで字のごとく、「ドメインの名前」です。
なのでまずはドメインとは何なのか?を解説しますね。
ドメインは、ネット上に自分のブログやホームページを開設するために、必ず必要になるものです。
でも、「ドメイン」なんて、おそらく今の今まで見たことも聞いたこともない単語ですよね。
大丈夫です。私もそうでした(笑)
わかってしまえば全然難しいことではないので、頑張ってついてきてくださいね。
ドメインというのは、ざっくり言うと、「URL」と同じ意味だと思ってください。
なるほど!URLなら知ってるよ!
ですよね。
「推しのバンドのホームページのURLはこちら!」とか「この景品の応募ページのURLはこちら!」とか、そんな感じで使われていて、つまり、URLというのは、インターネット上の住所みたいなものです。
この住所は、自分で所有するドメインを元に作られます。
ヤフーだったら「yahoo.co.jp」
Amazonだったら「amazon.co.jp」
というドメインがあり、これをもとにしてURLが作られているんです。
たとえば、こちらは、とあるヤフーニュースのページのURLですが、赤字の部分がドメインです。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6510943
こちらは、とあるアマゾンミュージックのURLですが、赤字の部分がドメインです。
https://amazon.co.jp/music/player?ref_=nav_cs_music
こんなふうに、自分だけのドメインをもとにしてサイトにURLを割り当てる…という感覚です。
つまり、あなたがブログやホームページをネット上に公開しようと思ったら、ドメインがなくてはURLが作れないので無理、ということになります。
難しいことは置いておいて、イメージだけでも理解していただけたでしょうか。
ドメインは必須なんだよ
ではドメイン名とは?
では「ドメイン名」とは何なんでしょうか?
勘の鋭いあなたならすでにお気づきかと思いますが、ドメイン名はドメインとほぼイコールです。
先ほどのこちら
ヤフーだったら「yahoo.co.jp」
Amazonだったら「amazon.co.jp」
これは、ドメインでもあり、ドメイン名でもあります。
ヤフーのドメイン名は「yahoo.co.jp」で、Amazonのドメイン名は「amazon.co.jp」というわけです。
違いを強いてあげるとすれば、ドメイン名はドメインの名前なので、
「ドメイン名を決めてください」「希望するドメイン名が取得できませんでした」
のように使います。
でも、
「ドメインを決めてください」「希望するドメインが取得できませんでした」
と言っても通じます。
ドメインもドメイン名も、ほぼ同じものだと思っててOKです。
「ドメイン名」と「ドメイン」はほぼ同じ意味
ドメインはどこで手に入れる?お金はかかる?ドメインの豆知識
では、そのドメインとやらは、どこで手に入れたらいいんでしょうか?
開業届を出した時みたいに、税務署に届けでも出すんでしょうか?
それとも、推しのライブチケットみたいに、決まった日付の朝10時に早いもの勝ちで申し込むんでしょうか?
ドメインは専用のサイトで手に入れる
ドメインは、ネット上のサイトで簡単に手に入れることができます。
たとえばこんなサイトがあります。いずれも私が利用したことのあるサイトなので安心です。
(クリックするとそのサイトに飛びます)
ドメイン名は早い者勝ち
ドメイン名は、誰かと同じものは取得できません。
たとえば、あなたのブログがお花のブログだったとして、「flower.com」というドメインが欲しかったとします。
でもすでに誰かがそのドメインを手に入れていたら、あなたは別のドメイン名を考えなければならない、ということです。
ドメインは有料
無料のドメインはありません。すべてが有料です。
ただ、「年間2000円ほど」と、非常に安価ですのでご安心を。
そのドメインを利用したブログやホームページを公開している限りは、毎年払い続けることになります。
支払いが滞ると、そのドメインを利用しているブログやホームページがすべて消え去ることになりますので注意です。
ドメインは一度決めたら変えられない
ドメインは、一度取得したら、あとから返品とかキャンセルとか交換とかはできません。
新しいドメインをもう1つ取得して、そちらを使用することは可能ですが、1つ目のドメイン代金は返ってきません。
また、ブログを立ち上げてしまったあとでドメインを変更したいとなると、不可能ではないですが非常に面倒なことになります。
ドメインは、よ~く考えて取得してくださいね。
ドメインは、いらなくなったら放置すればいい
ドメインがいらなくなったら、特に返還手続きなどはいりません。
1年ごとに行われる更新を行わなければ、自然と使用ができなくなり、解放され、また誰かに取得されていきます。
ドメインはサーバーとセットで使用する
ドメインは、ドメインだけでは使用できません。必ずサーバーとセットで使用することになります。
ドメイン側では「このサーバーで使用しますよ~」と設定し、サーバー側では「このドメインを使用しますよ~」と設定することになります。
具体的に、どのようにドメインを取得して設定すればいいか?については、こちらの記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
ドメインの豆知識がずいぶん身についたな
ドメイン名はどのように決める?
ドメインがブログ立ち上げに必須だということも、ドメインを取得する場所もわかりました。
では、肝心のドメイン名はどのように決めたらいいんでしょうか?
文字数はどのくらい?とか、漢字を使ってもいいの?とか、誰かと同じになっちゃったらどうしたらいいの?とか、疑問がいろいろありますよね~。
ドメイン名は、基本的には好きな名前をつけていいことになっていますが、以下のような決まりや考え方がありますので、正しい知識をインプットしてから決定してくださいね。
ドメイン名の構成
ドメインは、2つの部分から構成されています。
たとえば、有名な「価格ドットコム」のドメインは「kakaku.com」ですが、以下の2つから構成されています。
①kakaku
②.com
正式には、①を「セカンドレベルドメイン(SLD)」、②を「トップレベルドメイン(TLD)」と呼びます。
でもそれじゃ~小難しいので、この記事では、①を「前半部分」②を「後半部分」と呼んで解説を続けますね。
①と②は、それぞれこんな決まりがあります。
①(前半部分)は好きな名前を付けられる
②(後半部分)はすでに決まっている中から好きなものを選択する
なるほど、こういう構成だったのか
漢字は使っていいの?
先ほどの、価格ドットコムのドメインですが、「kakaku.com」ではなくて「価格.com」の方がわかりやすくて良さそうな気がしますね。
英字だとわかりにくいので、日本語を使ったらいけないんでしょうか?
結論から言うと、日本語は使用可能です。
確かに、日本語でドメインを作成すると、
- 覚えやすく認識してもらいやすい
- 英字のドメインよりも取得しやすい
というメリットがあるようですが、以下のような大きなデメリットがあるため、私はおすすめしません。
- ブラウザ上以外では、ドメインが「ピュニコード」に変換されてしまう
- ドメインを使用したメールアドレスが作れない
どういうことなのかこのあと簡単に解説しますが、それを聞いてもなお、日本語ドメインがいいと思われる場合は、使用は可能ですので使ってください。
ピュニコードってなに?
「ピュニコード」というのは、ネット上で日本語が使えない場合のために、一時的に変換されるコードのことです。
たとえば、「ららのブログ.com」というドメインがあったとしたら、ピュニコードになるとこのようになります。
xn--u9jtca1noh8e.com
漢字が混ざったり文字数が増えると、このコードはもっと難解になります。
「素敵な生活のためのブログ.com」だとこうです。
xn--f9jvamb8g5m7iqgv867bviqa30tp4v.com
「は??」って感じですよね。これなら英字の方がよっぽどましです。
でも、インターネットの内部で使われるだけで、私たちには関係ないのよね?
と思いましたか?
実はそんなことはなくて、
たとえば、友達にメールやSNSで自分のブログのURLを送る場合も、ピュニコードになってしまうんです。
あなたが「素敵な生活のためのブログ.com」を立ち上げて、一生懸命書いた記事のURLをSNSでシェアしようとすると、こんなことになってしまいます。
https://xn--f9jvamb8g5m7iqgv867bviqa30tp4v.com/myarticle.html
これはもう、URLが怪しすぎるので、間違いなく誰もクリックしないですよね。
メールアドレスも同様
「ドメインを使用したメールアドレスが作れない」も、ピュニコードの影響です。
本来、自分のドメインを取ったら、それを使ってメールアドレスが作れるのですが、日本語ドメインだとメールアドレスもピュニコードになってしまいます。
そんなアドレスからメールが来たら、間違いなく迷惑メールだと思われてしまいますよね。
日本語ドメインはデメリットが地味に大きい…
じゃあ使える文字は?
日本語を使わないとすると、使える文字は以下です。
- 英数字(小文字のみ)
- ハイフン(-)
文字数は問いませんが、あまり長いものは読者が覚えにくいためおすすめしません。
どんな名前にするのがベスト?
いきなり「どんな名前でもOK」と言われても、何にしたらいいかわかりませんよね。
会社の名前とかを入れた方がいいのか?
少しひねった名前にした方がいいのか?
意味のない文字の連続でもかまわないのか?
…疑問は尽きません。
ここでは、どんな名前にするのがベストなのかを解説します。
ドメイン名を決めるポイントは大きく3つです。
- ブログのメインテーマに沿ったドメイン名にする
- 自社名やブランド名を含める
- 長くせず、読みやすさと覚えやすさを重視する
ドメインというのは、そのままURLになるものですので、
野球のブログであれば「baseball」という単語が入っていた方がそれっぽくなりますし、
会社のHPであれば会社名が入っていた方が、見る人にわかりやすいです。
また、長すぎると意味がわかってもらいにくいので、「-(ハイフン)」で単語を切るか、短くするなどして、ユーザーに覚えてもらいやすいドメインにした方がいいということになります。
つけたい名前がすでに使われている場合は?
たとえば「ハッピー」という名前の会社があったとして「happy.com」というドメインを希望しても、すでに誰かに使われていれば使用できません。
そんな場合は、こんなふうにすると使用可能になる可能性が高くなります。
- 「.com」を「.xyz」などに変えてみる
- happyのうしろに数字を付けてみる(happy0409など)
後半部分の決め方
前半部分の決め方はだいたいわかりました。
では、後半部分はどう決めたらいいんでしょうか?
決められた中から選ぶとはいえ、「.com」「.net」「.co.jp」…と、意外と選択肢が多いので迷ってしまいますよね。いったいどれにしたらいいんでしょうか?
間違えて選んでしまって、ブログが評価されづらくなったりしたら、イヤですもんね
結論から言うと、
あくまでもイメージなので、どれをつけても同じ
ということになります。
SEO上は何の差もありません。「.com」だから検索結果の上位に表示され、「.xyz」だから下位に表示される、などといったことはないんです。
ただちょっと、「.com」が現段階では一番有名だったり、「.co.jp」は大企業に多いドメインで、しっかりした印象を与えるってだけの話です。
それよりむしろ前半部分の方がイメージに直結するので、気に入った前半部分があるのであれば、後半部分は希望と違ってもいいのではないかな~と、私個人としては考えています。
実際にドメインを取得して使えるようにする方法は?
ドメインについての知識は理解しました。
では実際に自分のドメインを取得して使えるようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
それに関してはこちらの記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
長くなりましたが、ドメインについてのあれこれを、わかりやすく解説しました。
いかがでしたでしょうか?
私も、一番最初に自分のドメインを取得するときには、どんな名前にするかすご~~く悩みました。
結局は自分の名前の入ったドメインに決めたわけですが、
それまでは見る専門だったURLに自分の名前が入った感動は、今でも覚えています。
あなたもぜひ、お気に入りのドメインを見つけてくださいね。
わかりにくい場所がありましたら、いつでもお問い合わせください。
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